ペイショーズビターを使ったカクテル
ペイショーズビター(Peychaud's Bitters)は、1830年にニューオーリンズの薬剤師アントワーヌ・ペイショーが開発した伝統ビターです。
一般的なアンゴスチュラビターと異なり、チェリーとアニス風味が特徴で、明るい赤色を呈しています。

ゲンチアナの根をベースに、チェリー、オレンジピール、アニスなど独自配合の植物性原料を45度のアルコールに浸漬して作られます。
サゼラック(Sazerac)カクテルの必須材料で、このビターなしには真のサゼラックは作れないとされています。

ニューオーリンズカクテル文化の象徴的材料として、ルイジアナ・クリオール料理の複合的な味わいに似た深みを提供します。
少量使用でもカクテルに独特のチェリーアニス香を加え、特にウイスキーベースのカクテルと完璧な調和を成します。